Mixにまつわる事例のネタをまた書こうかと思います。
先日、れいりおんさんの「everytime you kissed me」をMixしました。
この曲はれいりおんさん一人多重録音の曲で、
確か素材トラックも7本ほどありました。
「原曲再現に近い形でMixをお願いしたい」というオファーだったので、
頑張って原曲を聴きこみ、それに近付けていく作業でしたね。
通常の依頼も割とそういう方向性のものもあるのですが、
今回は特に「ボーカルの修正も極力なしで」ということなので燃えました。
こういう多重録音もののMixに関しての僕のセオリーですが、
しっかり聴かせるべきなのは当然主旋律なので、まずはそれをしっかり仕立てます。
そして、その周辺にあるべき音を音量的にだけではなく
パンニングや周波数的にうまく配置し、立体的に聴かせるイメージです。
主線をリファレンスにした方が、その他の音も相対的にバランスが
取りやすいですし。
あと、同じ人が歌っている素材なので、音程的には違いはあれど、
基本的には声のキャラクターが同じなわけです。
こういう場合、渾然一体となりすぎて聞きにくい物に仕上がって
しまいがちなのでEQなどで若干質感を変えることも大事です。
ちなみにこの曲は音源がカラオケ素材でした。
一般的にCDなどに収録されているInstrumental Ver.とかと比べると
カラオケ音源は平面的だったり迫力不足だったりするので、
この曲に関してはマスタリングでちょっと派手な感じに仕上げています。
一人多重録音の音源はあんまり経験がなかったのと、英語曲もまだそんなに
経験がないので色々と普段使わない引き出しを開けて試行錯誤する
感覚が楽しかったです。
英語曲は日本語よりも子音が繊細だったりしますね。
れいりおんさんもかなり頑張ってるので、是非聴いてみてください。
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