2015年2月19日木曜日

現在ご新規様のMix依頼は休止しています。

おかげさまで、昨年8月以降絶え間なくMixの依頼を頂いているんですが、
最近は特に依頼やご相談を受けるペースが早まってきており、
作業がなかなか追いつかない状況になってきております。

今(2/19)時点で、9件素材をお預かりしており、素材待ちが他に2件、
3月中旬には別途3件ほどMixの予定があるため、しばらくの間、
依頼の受注に関しては休止をさせていただきます。

具体的にはご新規様のMix依頼に関しては全般的に休止、
知り合いの方に関してはスケジュールのご理解をいただける方のみ
お受けさせていただくという感じです。

3月上旬くらいにはある程度作業も進み、この規制も緩められるかなと
思っていますので、すみませんが、よろしくお願いいたします。
受注再開に関してはTwitterやこのブログにてご案内します。

また、依頼の際にご確認いただきたい内容一式をこのブログの
Mixをご依頼のかたはこちら」、並びにTwitterのついフィール
記載しておりますので、ご一読ください。

2015年2月4日水曜日

ピッチ修正にまつわるエトセトラ。

しばらく書いてないなぁと思って振り返ると年末以来とは。
まさに1月は行く、ですね。そして2月は逃げる、3月は去るのでしょう。

相変わらず切れ間なくMixのご依頼を頂いております。
去年の夏、Mixの依頼を受けはじめた頃は短時間の作業でサクサクと
たくさんの人のものを対応しようと思ってたんですけど、
性格のせいかどうしてもいろいろ時間を掛けて作業することが
多くなってる傾向がありますね。

というわけで、表題なのですが、前にも似た様なエントリーを書きました。
ピッチ修正が入った時点で、音程のミスは歌い手ではなくエンジニア側の
問題になる、という件でしたが、そういう重い話ではなくて
もう少しツール的な話をしましょうか。

僕はピッチ修正のプラグインは基本的に3つほど使い分けてます。
一つはAutotune、もう一つはMelodyne Editor、
さらにもう一つはLogic Xのピッチ修正機能(Flex Pitch)ですね。
使い分ける基準は素材のもともとのピッチと作業の量によります。

Autotuneは一番作業が少ないパターンの時に使いますね。
ほとんど補正しなくていい場合。でも少しだけ直したいというときに
ポイントで使ったり、概ね合ってるけど少し気になるところがある場合に
Autoモードで弱めに掛けて自動補正したりします。
この右端のボタンがAutoの時がAutoModeですね。
左のキーとスケールに合わせて自動的にピッチをコントロールしてくれます。


Melodyneはそれよりも修正箇所が多い場合や、ケロ音をつけたい場合に
よく使います。ケロ音はAutotuneの独壇場のイメージありますけど、
個人的にはMelodyneで作ったものの方が好みです。
操作性の良さもメリットの一つですね。


一度取り込みさえすればグラフィカルでわかりやすいのが
Melodyneの最大のウリの部分ですよね。





ただ、AutotuneとMelodyneは取り込むと発音のタイミングを修正を
する際にはそれぞれのソフト上で直さないといけないので、ちょっと面倒もあります。
でも個人的にはMelodyneの音質が一番好みですね。


で、Logic Xの標準のピッチ修正機能(Flex Pitch)です。
これはもっとがっつりと直したい時やコーラスパートを主線から作るときに
よく使っています。
僕は普段Ableton LiveというDAWで作業するのですが、わざわざ別のDAWの
Logic Xも併用するのはこの機能が使いたいからですね。

Melodyneとよく似たインターフェースですが、
できることもよく似ています。








コーラスパートが多い曲はこのソフトで一旦全て取り込んでから並べて、
全パート再生しつつピッチのずれているところを直すという作業をします。
Ableton Live上でMelodyneやAutotuneを必要なパート分複数起動して…
というやり方も出来なくはないのですが、それよりはシンプルに一つの画面で
集中して作業に没頭できるLogic Xの方が僕は好みですね。
コーラスが多い曲は全体的にピッチをバシッと整えることも少なくないので、
作業量が多く、画面を行ったり来たりするのは結構ストレスなんですよね。
若干音質が変化する印象があるので、そこは気をつけてます。

他にもWAVESのTUNEやiZotope NectarのPitch Editorなども持ってはいますが
あまり使ってはいないですね。(できることは概ね他ソフトと同じです。)
ピッチ修正は割と時間と手間が取られる作業なので、効率良く作業できることを
優先してツールを使い分けてる感じです。
以上、ただのツール紹介でした。